活動報告

平成29年 2月 22日

「子どもの貧困と支援」をテーマした講演会(全4回)の第4回目を開催いたしました。

長年、貧困や格差の問題に取り組まれ、メディア等でも活躍中で、現在法政大学教授の湯浅 誠 氏を講師にお招きし、貧困の子どもの支援について地域として社会全体としてどう考え、どう活動していくかをお話ししていただきました。

講演の前半では、人口2400人の島で、500人もの移住者を迎えることに成功した島根県の海士町の例などを挙げられ、地域社会を活性化していくためには、県や国に頼るのではなく、住民自身でアイデアを出していけばやれることはいくらでもあるということをお話しされました。

後半では、子どもの貧困の支援についてかわいそうだから支援するというだけではなく、持続可能な地域社会をつくるためには、すべての人の力が発揮されることが必要であることなどのお話しがありました。

また、子どもの貧困を放置することにより社会全体で、43兆円という巨額の損失を受けることになると、問題の重要性を強調されました。      

講演後に、上尾市子ども未来部井上部長に講演の感想、上尾市の取組みなどについてお話ししていただきました。

平成29年 1月 28日

「子どもの貧困と支援」をテーマした講演会(全4回)の第3回目を開催いたしました。

滋賀県大津市で、社会福祉士・スクールソーシャルワーカーとして子どもの貧困に取り組まれている幸重 忠孝 氏をお招きし、支援活動からみえてくる貧困の実態、課題等を豊富な経験をもとにお話ししていただきました。

子どもの貧困は、3つの層に分かれている
  • 児童養護施設、里親のもとで暮らす子ども  約3万人
  • 生活保護を受けている世帯で暮らす子ども 約30万人
  • 相対的貧困家庭で生活をしている子ども  約300万人

#その層によって、支援していく課題が異なる部分があり、そこを把握することが必要。

京都や滋賀でおこなっている子どもを一人ぼっちにしない取組み
  • 空き店舗や老人福祉施設を活用した夜の居場所づくり
  • 夏休みの宿題などを地域の人が手伝う寺小屋プロジェクト
  • 「食べて、遊んで、学ぶ」子ども食堂
  • 地域の美容師の方と提携してお手伝いをすれば無料でカットをしてもらえる
まとめ
  • 経済的に苦しい「貧しさ」+孤立が生み出す「困った」が『貧困』
  • 経済的な支援は国や治体が社会保障や子育て支援で、企業が雇用で良くしていくもの
  • 孤立をなくすために学校や地域などで出来ることが必ずある!!!

上尾市議会議員 鈴木 茂氏より、東京都足立区がおこなっている子どもの貧困対策「未来へつなぐあだちプロジェクト」の視察結果をご報告いただきました。

足立区では、子どもの貧困対策のための部を立ち上げ、現状の把握、将来の数値目標を明確化し、全庁的な取り組みをおこなっているそうです。 

行政が本気で取り組めが、大きな枠組みから細かな視点まで様々な施策を打つことができることがわかり大変参考になりました。   

埼玉県で、子どもの貧困の支援活動をしている団体の紹介では、川口こども食堂代表の佐藤 匡史様より活動内容についてお話ししていただきました。

平成28年 12月 18日

「子どもの貧困と支援」をテーマした講演会(全4回)の第2回目を開催いたしました。

子どもの貧困対策センター あすのば代表理事 小河 光治氏より貧困の連鎖を断ち切るということをテーマにお話しをしていただきました。 

今や6人に1人の子どもが貧困状態に置かれている現状についてデータをもとに詳しく解説していただくとともに、ご自身の体験をふまえて、子どもたちの苦しい内情についてお話ししていただきました。

子どもへの支援について、貧困の困へのアプローチということで、困ったときに頼れる人を増やす、お金が無くても進路で困らないようにする支援を目指して活動されているそうです。

また、質疑応答の中で、子どもへの支援策を強化することにより、自治体の人口増、特に子どもの人口が増え、税収も伸び財政的にも改善されている兵庫県の明石市の例を紹介され、社会全体にとって子どもへの支援が必要であることを強調されました。

最後にお話しされた「この子らに世の光 を」ではなく「この子らを世の光に」という言葉が大変印象に残りました。

ゲストスピーカーとして、児童養護施設若竹ホーム職員で、学習支援を担当されている佐々木 理恵 さんをお招きし、児童養護施設の子どもたちの主に学習面の状況をお話ししていただきました。

厳しい家庭環境に育った子どもたちは、勉強をする習慣が身についておらず学習への意欲も乏しいため低学力の悩みを抱えているケースが多いそうです。

そのような子どもたちへ何とか自立できる学力を付けさせてあげたいと奮闘されているとのお話しでそのご努力には頭が下がる思いが致しました。

平成28年 9月 3日

「子どもの貧困と支援」をテーマした講演会(全4回)の第1回目を開催いたしました。

弁護士の竪 十萌子 先生(埼玉中央法律事務所)より日本の子どもの貧困の現状、問題点、法律家の観点から見た子どもの貧困対策について等のお話しをいただきました。

このまま子どもの貧困が進み格差が拡大してしまうと「希望のない社会」となり、教育・能力の低下による労働力の低下、それに伴う納税者の減少、医療費・社会保障費の増加、治安の悪化などを招くこととなる。

貧困の子どもだけではなく社会全体に大きな損失を及ぼすこととなることを強調されました。

次に、彩の国子ども・若者支援ネットワーク代表理事の白鳥 勲 先生より生活困窮家庭の中高生を対象とした学習支援事業(アスポート事業)への取組み等についてお話ししていただきました。

経済的に困難な状況にある家庭の子どもに多く見られる低学力、学習意欲が乏しいのは、子どもの責任ではなく、家庭環境によることが大きく地域全体で支えていくことが重要である。

学習支援教室で、マンツーマンで指導することにより自分ひとりのために大人が教えてくれる、話を聞いてくれるという体験ができ、自分が大切にされているという実感を持てるようになりそれが明日への希望につながるとのお話しもありました。

また以下の方よりも子どもの貧困についてのお話しをいただきました。

  •  金子 和夫 氏 (川口自主夜間中学 代表)
  • 長島 徹 氏    (上尾市子ども支援課 課長)
  • 堀田 元 氏    (上尾市生活支援課 課長)
  • 鈴木 茂 氏    (上尾市議会議員)
  • 佐々木 理恵 氏(児童養護施設 若竹ホーム)
  • 星野 明子 氏   (子ども食堂ネットワーク上尾 代表)

*全4回の講演会は、「子どもの貧困と支援」をテーマに、平成28年度上尾市協働のまちづくり推進事業として、上尾市子ども未来部子ども支援課と協働でおこなってまいります。

第1回目は、70名以上の方にご参加いただきありがとうございました。

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